お住まいの購入は、高額な買い物であり、慎重に進めたいですよね。
お住まい探しを始めたばかりの方も、探し出してもう長いけど物件が決められない方も、物件はどのくらい見た方がよいのか、どのくらいの期間で決めた方がいいのか悩ましいところです。
今回は、そのような方々に向けて、おすまい探しのコツをお伝えしたいと思います。
物件はたくさん見た方がよい?
何件くらい見て決めたらいいですか?
おすまい探しのお手伝いをさせていただいているときによく聞かれます。
これに対してのお答えは、正直正解がありません。
私がいつもお伝えしているのは、何件見るかではなく、「まずは見に行ってみることが大切」ということです。
ネットの情報をたくさん集めるより、気になる物件を1回見る方がお住まい探しはずっと効率よく進みます。
実際の物件を見ると、立地がいいな、間取りがいいな等のメリットと、意外と坂がきついな、道が狭いなというデメリットを体感として感じることができるからです。
また、お庭が広い方がいいから敷地は100坪ほしい!を条件に探していたけど、実際に見てみると70坪くらいでも十分に希望のライフスタイルがかなうということが分かる場合もあります。
そうすると、物件探しの幅が広がって、より立地のよいところや予算をおさえた物件なども視野に入れることができます。
物件は、たくさん見るのではなく「ご自身の希望条件の答え合わせをするために、まず見に行ってみる」これを心がけてお住まい探しをしてみてください。
もっと良い物件が出ないか?
もっと良い物件が後々出たりしませんか?
これも良く聞かれます。
これは、可能性としてはありますよね。
ただ、よく考えてみてください。もっと良い物件って何をもってそっちの方がよかったと感じるのでしょうか。
資産価値でしょうか、立地でしょうか。難しいですね。それを決めるは、人それぞれの価値観だからです。
今決めていいのかなと迷ったときは、私は、このお家に住んだ時のイメージを想像してみることをお勧めしています。
例えば、お庭でお子さんとプールをしたりバーベキューをしたり、仕事が終わってお家に帰る瞬間だったり、自分の部屋ができることだったり、それぞれ思い描いている生活があると思います。
それがかなっているかというのは、大切な基準になります。
後々、もっと立地の良い物件やもっと好みの間取りの物件が出るかもしれません。
でも、出ないかもしれません。
不動産は、まったく同じ物件は一つもありません。
ご自身が求めるときに、ご自身の望むライフスタイルがかなう物件と出会ったらそれが買い時です。
ご自身がくつろげるマイホーム、ご家族と過ごすマイホームを人生の早い段階で手に入れるということも不動産の価値の一つではないかなと私は考えています。
不動産選びは慎重に
とはいえ、不動産は大きな買い物です。
また、専門的な知識がないまま購入してしまうと後々、後悔する危険性も十分あります。
特に中古物件を購入するときは、将来建て替えるときのことにまで目が向かないことも多いと思います。
法令関係・権利関係等、専門的な部分は信頼できる不動産会社にしっかり説明を受けて購入するようにしましょう。
長年この仕事をしていると、よくわからないまま、再建築できない物件を買ってしまっていたというケースや、購入後に法令をよく知らないままに土地を切り売りしてしまって再建築不可の物件にしてしまったというケースに出会うことがあります。納得のうえ、このような物件を購入しているのなら良いのですが、知らず知らずにという場合はあってはならないことです。
まれに、個人間売買で不動産会社が入らないまま取引をしてこのようなケースに陥っていることもあります。物件に関する調査は、専門家に依頼してしっかり行いましょう。
不動産購入で実現させたいこと
不動産購入は、人生の一大イベントです。
まずは、物件を探すより、気軽に相談できて信頼できる不動産屋さんを見つけることも大切かもしれません。
信頼できる不動産屋さんと相談しながら、「不動産を購入することで、何を実現させたいのか」を軸に、素敵な物件を見つけてくださいね。
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